2015年10月4日日曜日

夏の総括その1。

元の色を活かして側面にご希望のグラフィックを、というご依頼。
元色ベースだと作業は比較的楽だなぁ、と
いざ足付けで砥いでみると。。。。
インド製、クリア薄過ぎだろ(泣)
国産や外国車でも絶対下地なんか出ない擦りでもう下地出た。。。。
はい、カラーベースから塗り直し、決定(苦笑)

やまりんのぐっさんのRD250観て惚れた、とのオーダーですので
あれと同じ工程をしていきます。
パール吹き終わった個所はOK表記して寸分違わず元に戻して
まだ表記の無いところを剥いでは塗ってまた塞ぐ。


こんな感じになります。
このパールカモフラの経緯はそのぐっさんのRDペイントした時の
こちらをよろしければどうぞ♪



ラストにエンフィのロゴ入れましょう。
一回り大きめの縁取りの黒を先に塗って
その後マスキングをオーバーラップして貼り直して
この黒の中にエンフィの文字を描いていき、アートナイフで切り出します。
そこに金箔を貼っていくのです。


で、カモフラの周りにも2本こちらは筆でゴールドのラインを入れて
最後のトップコートで鏡面処理に。



両サイドの小物入れとこの風切りにもカモフラペイント。
文字はオーナーのご希望で。




インド製故思いもよらないハプニングありましたが(苦笑)、
Kさん、お待たせしました♪
愛車との愉しい時間の「彩り」になってくれれば幸いデス。



鈑金補修とサフェーサーまでという作業内容でお預かりした隼のタンク。
こちらの依頼主はペイントはご自身で出来るショップなので
こういう下地までの作業という形も勿論受け付けますよ。
DIYで上塗りはやってみたいけど下地はプロに任せたい、みたいな
そんな方でも勿論OKです。
しかしウチにしては最新鋭来ましたw
この隼のタンク、意外にデカくて重い。でも裏側スカスカ。
いろんなコンピューターをこのタンクの裏側にでも隠しているんでしょうか。
しかしこのタンクの重さもブサのあの馬力とトルクの前ではどーでもいいんでしょうなw

公道で〇〇〇㎞なんざ大気圏突入してるガンダムみたいなモンです。
全然余裕、という事です。


それに比べて〇〇〇㎞で命懸けのワタシのドカ。
明らかに「爺ぃ無理すんな」状態w
技術の進歩って、凄いな。。。。。



リペイント依頼で入庫したドカティスクランブラー。
ライン位置を採寸しようとセンター出して計測したが、
この手の外国車はいつもそうなんだがまぁ見事にズレちょる(笑)
そしてここでいつも悩むのがこれもオリジナルに忠実に再現すべきか
それともせめてキチンとセンター出してシンメトリーにするべきか。
でも人って不思議なものでオリジナルに忠実に戻すと
今回塗った事によってオーナーがこのズレに気付く事が多いのです。
その場合、ずらしたのはワタシ、という事にもなりかねないのです(苦笑)
ま、普通にセンター出しましょうかw
因みに他の方に
「カワサキのZのタイガーカラーもエンドがずれてるんですけど、
あれって他で塗り直されてああなっちゃってるんでしょうか?」
と訊かれましたが、その時は
「いえ、あれはカワサキだからです」
と即答しておきましたw
最近連続でカワサキDisってる気がしますが、
ワタシはカワサキが嫌いなワケではありませんので炎上させないでください(笑)



前後フェンダーもきっちりとセンター出してリペイント。
大変シャキっとした車体に生まれ変わったようで
オーナー様お喜びで何よりでゴザイマス♪
ご用命ありがとうございました。



今年の夏は前半猛烈な暑さでしたね。。。。。
おかげさまでウチのお店の時計が死にました。


エアホースが熱で膨張していきなり破裂しました。




出没したゴキブリさんが笑えるほど動きが遅くて瞬殺した。



スチャダラパー先生が昔言ってた。
夏のせい。





「夏木先生の場合はご自身の人生のせいですよご冗談をwww」
夏木先生、スチャダラパー先生スミマセン。。。。






エグリホンダ。



べ、別に俺これの事だとは一言も言ってねーし
実際XLのタンクエグリ加工してるから合ってるし
悪ぃけど俺あやまんねーしw
Ryozzy君のこのタンクはこれで一旦お返しして
グラフィックは9月入ってから再入庫してもらってやります。
Ryozzy君、このXLで北九州から東京まで夏にロングトリップやるので。



あまりに暑くて気がふれそうになったので
気軽にカブに乗って風切って涼もうと目論んだが
その風がなまら暑く気がふれそうになり
気が付けば裏道駆使して六本木ヒルズの路地裏まで来てしまう。
C65は遅いので裏道使わないと怖くて大通り走れん。
「ちっきしょう全然涼まんやんけ」
仕方なく多摩地区戻る事にする(笑)


多摩地区戻って来て流石にちょいとのどかな地域なので
大通り走っても襲われんだろう、で路地裏から「浮上」して航行してたら
事もあろうに警ら中のパトカーに止められた(苦笑)
「すみません、ちょっとご質問してもよろしいでしょうか?」
ぐぬぬ、こんな真昼間に交通ルールきっちり守って走ってて職質かい。。。。
まぁ真っ向から喧嘩する気は無いので素直に全ての質問に応じる。
「その腕の刺青はファッション何ですか?それとも何か意味合いがあるんですか?」
え・・・っと。。。。。
「信念です。きりっ」
とか言えば満足なんでしょうか?(笑)
正直質問の趣旨が全く理解らず逆に問う事にする。

「あ、いえ気分を害したのであればすみません。
何か所属しているチームとかのモチーフか何かかな?と思いまして」
「回りくどいですね。要はギャングとかマフィアの何かかな?って思ったんでしょ?なんで?」
「あ、すみません。腕に刺青入ってて旭日旗の描いてあるバイク乗っていらっしゃるので」
名刺も渡し自分がぺインターだという事も明かした上で折角なのでもう少しお話し。

「国の治安守る側が結構センシティヴに扱うもんなんですね」
「えぇ、まぁ最近は区内ではこういう案件でデモとかカウンターとか揉め事も多いもので」
「あー、それでワタシがそういうのに煽動して走り回ってる様に見えた、と」
「本当に失礼致しました。ご迷惑おかけしました」
大変なんですね、何だかご苦労様です(苦笑)

余談ですがこのカブのサビはペイントだと知って交機の方々驚いてました。
「ディープな世界もあるものなんですね~~」(笑)



エムフィールドさんよりご依頼のGPZ事故車のカウル補修。
ウインカーの部分がごっそりと欠落して他も結構割れております。
しかし新品は買うと凄い値段。
これを何とかすべくウチで手術の始まりです。




とはいえごっそり欠損は再生も大変。
雛型起こして整形して当て嵌めては削って調整して。
ウインカーがきっちり収まる様に形状にも気を遣います。


本来FRPと母体のPPは食いつきません。
それでも欠損しているので何とかしなければなりません。
しかもウインカー保持する強度もなければ、です。
正直新品買った方が納期は早かったかもです(苦笑)


納得する強度・形状・食い付きに持って行くまでに
実に2か月費やしてしまいました。


サフェーサーまでようやく辿り着く。
正直ここまでくればあとは早い。



ここからは3色とあたまのKawasakiロゴで10日もあればOK。
永らくお待たせしました。


国立BOTTOM LINEの常連さんのS氏。
ずっとエアフィルターにシャークティース入れたかったらしくウチに入庫。
ちりめん塗装がされていたのですが
これが溶剤でちょっと溶ける(苦笑)
これはダメかもしれんと思いながら慎重に筆で描いていくと
何とか収まってくれました。安心しました(笑)