2017年8月4日金曜日

廃エースのリアゲート最終章。

かねてより毎年徐々にせり上がって来て困っていた
廃エースのリアゲートのヒンジ。
もうね、何こんな強烈な圧力のショック使ったんだよって位に
ゲート開け閉めするショックの伸びようとする力が凄過ぎて
ゲートのアルミで出来ているヒンジをゆっくりと捻じ曲げていってるのです。

この形式の廃エースのパーツが実はロシアにはストック結構あるみたいで
どうにか輸入出来ないかチャレンジしてみたり、
つい10年前位まで南アフリカでOEM製造されてたみたいで
どうにか輸入出来ないかチャレンジしてみたりと
色々やらかしてみたのがこの過去の記憶でゴザイマス。。。

で、ショックの強さでのこれ以上のせり上がりを防ぐべく
致し方なしで施したのがこれ。

「Muneさん、このヒンジ無垢鉄でリメイク製作してみましょうよ」
神山からの提案に二つ返事で乗っかり、
先ずは型取りで昨年末に二人でリアゲート降ろしてヒンジの寸法採寸。

色々あって6月末出来上がってきた。
無骨。そして肉厚なスチールなので超ヘヴィメタル。
まさにフルメタルジャケット。
削り込んで成形しとく。
こんだけ肉厚だと気兼ねなく出来る。

ちゃっちゃと終了。
ベルトサンダーでガンガンやっただけだから1個15分かからない。
普段の仕事もこんなやっつけで良いのならどんだけ楽かとふと思うが
自分のではないお金もらってやる仕事をそんな感じではやってはいけない(苦笑)

サフェまで入れて忙しいから放置してた。

が、7月末神山から
「次号の雑誌連載で掲載したいから1週間以内に取り付けしたい」
と、緊急外電。
慌ててブースの隙間観てペイント施す。

実は調色はあてずっぽう。
連絡もらった時点で廃エース車検で手元になくて
「やべぇ、どうすっかな」と困った挙句
店の中にいるミニエース(模型ね)からデータ取っちゃう。
って事は実車とは合ってないだろう。
ま、屋根の上だし自分のだし、どーでもいい(笑)


ちゃっちゃとペイント済ませてスタンバイ。

で、某日二人で取り付け。
ビフォー。

アフター。
わぉ、激下がりwww

チリ合わせばっちりまであと13㎜位かな。
でも長年のせり上がりで製作したヒンジの箇所だけでなく
リアゲート側の相方ヒンジもやっぱり曲がってるだろうし
下手するとボディも歪んでるかもしれんし
(38年間強烈な油圧ジャッキ掛けられてる様なモンですからw)
これ以上は望まん!!
神山、ホントにありがとう♪

実は製作したヒンジ、いざ取り付けで色々と不具合あちこちに生じまして、
相方ヒンジとの嵌め込み寸法ちょい間違えてて
アルミ鍛造で柔らかい方の相方ちょびっと削って合わせたり、
ゲート持ち上げた際のヒンジが「入り込む」間口失念していて
満足な開閉度得られず、
その場でベルトサンダーで鬼削りして「逃げ」を確保して
肉厚無垢鉄故に出来るその場しのぎな芸当でどうにか装着出来た次第です(苦笑)

ワタシとしてはまともにゲートが開くのと

もうつっかえ棒要らない便利性と

何よりここまでゲート下がっただけでもう大満足なんですが、

雑誌の紙面でのレポートであの鬼削りっぷりはどーなんだろう?と
ちょっとそっちの方が心配でございますw

同じ車種乗ってる同士、小沢さんと桂川さん
無論お二人ともこのせり上がりゲート問題に頭を抱えております故、
今回のヒンジ製作を見守っておったワケですが、
ちょっと図面引き直さないとお渡し出来そうにもないっすね。
すんません。。。

神山が外したオリジナルのヒンジ持ち帰ったので
もしかしたら次回作はクオリティ素晴らしいかもしれません?w
まぁのんびりお待ちくださいまし。
あ、何度も言いますがワタシゃ大満足です。
ゲート下がったっちゅうだけで、フツーに開くっちゅうだけでOKっす♪
どうせ屋根だし身長低いから猶更見えねーしwww