2017年8月3日木曜日

無題。

今だから改めて書きますね。
15年前、走りなれた連中と定期的に始めた夜走り。
お気に入りのカフェに集まってそこから出発して
少し流して解散するというスタイルで最初は10台いるかいないかでスタートした夜走り。
いつしか「CAFE CRUIZ NITE」と名前も付き、参加するメンバーも増えていきました。


当時居住区域ではなかったという理由でお台場~羽田空港を抜けるルートを設定したのも、
多少であれ集団の走行は迷惑にもなるだろうという配慮で選んだルートでした。
なので羽田抜けた直後のコンビニ前で全員一旦Egストップして、
その後は数台ずつ始動して各自解散していくというスタイルを
皆さん了承してくれて実践していました。

当初は台数も50台まではいかず、それ位ですと参加者同士話も出来るし
互いのスキルも理解るので皆安心して走行出来て、
流れ解散も何もかも自由でしたので、
途中で誰かいなくなってもその人のライディング知ってるので
「明日早いから途中離脱でしょ」とか、
変な安心感もあって皆が自由に走っていた記憶があります。


ですが年数を重なるにつれ評判を聞いて参加者も増えていき、
みるみる台数が膨らんでいったクルーズ。
晩年は毎回100台オーバーがざらになり、
初期のメンバーはひたすらルート誘導やしんがりで
無事の無事故を確認する作業に翻弄され、
徐々に何の為のクルーズだったのか意味を見失いつつあり、
駅前ロータリーはバイクで溢れ返り、
毎回苦情が来て警察車両が来る始末。
ご年配の参加者やごく普通の女性ライダーの方もかなりおりましたので
(ビンテージバイク愛好家の方とかどこから見ても暴走族ではないですからね)、
通報を受けて現場に来た警察の方ともこれといった大きな「いざこざ」は
一度も無かったのはひとえに参加されていた皆さんのおかげだと感謝しております。


あまりの台数に別の日に開催をして分散を考えてくれた方も出始め、
この台数は一過性でじきにまた収束するかもしれない、と続けていきましたが、
皮肉にも分散で去っていく以上に台数はどんどん膨れ上がり、
「もうこれ以上続けていくのは危ないかもしれない」
と初期メンバーで考えていた矢先、
初参加のライダーが覆面に捕捉され、
逃げを講じてしまい全速力で逃走を図り、
初めて走るルートの危険スポットを知る由もなく
そこで曲がり切れずガードレールに激突、
命を落とすという最悪の結果が起きてしまいました。


先日、5年ぶりにこのルートを一人で同じ時間帯に走りました。
台場も東雲も今では高層タワーマンションもかなり建ち、
それを考えるとCRUIZはあの事故がなかったとしても辞めていたでしょう。
というよりならば事故が起きる前に英断を下せなかったのか。

主催であったからにはこの自問自答は一生ついて回るものだと思います。
開催主としてこれは一生背負う責任はあります故、
それは覚悟しております。
心の底からスキルも何もかも理解り合っている魚肉クルー以外で
ワタシが主催での大人数のツーリングは金輪際しないのは
自分自身に課した当然の報いです。

あの後西東京のGREEN PITの上田君やCOOLBEANSの白井氏や、
栃木のみのる君らがそれぞれ小さなクルーズを開催してくれています。
ナイトクルーズであったりモーニングクルーズであったり、
場所もそれぞれでありますが、小さな「集い」を開催してくれています。

良いクルーズであれば評判を聞き新たなメンバーが参加していく事は十分考えられます。
それだけ主催が皆さんの為に力を注いているからの結果だと思います。
皮肉な話ですが雰囲気の良いイベントには
膨れ上がる参加人数という課題が常につきまとう案件になります。


ですが、一番大事なのは参加されている皆さん全員が
そのイベントの「主催者」なんだって事です。
主催者に全部おんぶに抱っこではなく、
皆さんのモラルによって今後そのカルチャーが
根付いていくか否かが決まっていくということだけは、
どうか皆さん心に留めておいてください。
良いイベントを今後も続けていく大切な鍵は、
他でもない参加されている皆さんの良識とモラルと思いやりで全て決まりますから。

ましてや死ぬなぞもってのほかです。
ワタシらがこれだけ愛してやまないモーターサイクルで命を落として、
家族や友人や彼女とかにこのモーターサイクルが憎しみの目で見られる事の無いように、
それだけは皆さん心掛けて愉しく走り続けていって欲しいと、
心からそう思った次第です。


何度でも言います。
この世で巧い乗り方する人って言うのは時速〇〇〇kmで擦り抜け出来るとか
筑波〇〇秒で走るとか〇分以上ウィリー出来るとか丸太飛び越えられるとか
そういう事よりももっと簡単な事(難しい事でもありますが)で、
「行ってきます」と言って出て行ったら
毎回必ず「ただいま」と言って帰ってくる事が出来ている人。
そんな人は全員世界一のライダー、です。
長文にして駄文にお付き合い戴きありがとうございました。

CAFE CRUIZ NITE

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